SBIホールディングス株式会社(エスビーアイホールディングス)は、日本の金融持株会社で、元々はソフトバンクグループの金融関連企業として設立されたため「SoftBank Investment」の頭文字から、商号のSBIとなっていた。
現在は同グループを離脱し「Strategic Business Innovator(戦略的な事業の革新者)」の略という意味に変更されている。
SBIホールディングスには多くの傘下企業があるが、特に大手のものとしては、次の三社が目立っている。
・株式会社SBI証券
・住信SBIネット銀行株式会社
・SBI損害保険株式会社
では、それぞれの会社が行っているサービスなどについてだ。
株式会社SBI証券
株式会社SBI証券はオンライン証券事業を中核とし、実店舗も有している証券会社だ。オンラインがメインの取引を行っているが、実際の店舗があるのが特徴の1つと言えるだろう。
ネット専業証券でありながらグループで店舗展開しているSBIマネープラザと連携して、一部SBI証券のサービスを受けられたり、SBI証券だけでは提供しきれないサービスを窓口で受けることが出来るのだ。
手数料を考えると、個人投資家はネットでのオンライン取引をメインにしている人が殆どだが、株やFXなどの資産運用全般は専門的な知識がないと、よくわからないことも多い。そういった場合に実際に店舗で相談出来ると言うのは大きな利点だろう。
実店舗を利用する上での注意点
便利な店舗のサービスだが、これは実店舗サービスのため、利用する上では注意点もある。実はSBI証券は対面取引用の手数料体系も用意してあり、そちらで口座開設をしてしまうと、手数料が大手対面証券会社と同じ事になってしまうのだ。
SBI証券の取引コースは3つある。
・インターネットコース:通常のネット取引のみのコース
・ダイレクトコース:担当がついて電話で取引するコース
・対面コース:担当がついて対面で取引するコース
直接店舗に出向いて口座開設をする時は、この3つの口座開設が可能なので、手数料を安くしたい場合は必ずインターネットコースで口座開設をしよう。
口座を開設したらSBI証券のトップページからログインをして、様々サービスを利用しよう。
実際のログイン画面からの操作方法は以下のサイトから確認できる。
詳細に説明されているので、初めて利用する場合でも操作に迷うことは少ないだろう。
住信SBIネット銀行株式会社
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスが共同で出資しているネット専業の銀行だ。
上記のSBI証券との連携を重視していて、銀行と証券会社のサービスを一体的に利用できるように様々な専用サービスを提供している。またSBI証券と相互に口座開設手続きを代行しており、特にSBI証券から銀行口座を開設する場合には身分証明書類の再提出を省略出来るなど利便性を高くしている。
インターネット専用の銀行なので実店舗は存在しない。SBIホールディングスの傘下にあるインターネット銀行なので、SBI証券のための銀行とも言える。
入出金などについては、イオン銀行・セブン銀行・ゆうちょ銀行・イーネット・ローソンATM・VIEW ALTTE(ビューアルッテ)のATMが利用可能だ。しかし親会社である三井住友信託銀行とはATM提携をしておらず、同行のATMは利用出来ない。
SBIネット銀行の口座の残高や取引の明細の確認、また振り込みなどの資金移動をする際は、SBIネット銀行へログインして、必要な作業を行えばよい。
SBI損害保険株式会社
SBI損害保険株式会社は、SBIホールディングス傘下の損害保険会社。
SBIホールディングスとあいおいニッセイ同和損害保険株式会社の共同出資により設立された。SBI損保は、他の多くのSBIグループ関連会社が培ってきた利便性の高いインターネット金融サービスのノウハウを生かし、保険料の低コスト実現目指したサービスを売りに損保業務を行っている。
インターネットでの損保業務をメインに行なっているため、様々なサービスをネット上で行っていて、ネット上での手続きならインターネット割引適用され、保険料が安くなるサービスが充実している。
これは新規加入、継続を問わず受けられるサービスなので、近々保険の満期を迎える場合などには検討してみる価値があるだろう。
特に満期90日前だと、かなりの割引が適用される。また最近のよく見かける自転車での事故を想定した、専用の損保なども用意されている。
今後何かの時のために加入するのであれば、現在はキャンペーンも行っているので、是非検討をしてみるのをオススメする。
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