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郵便局のゆうちょダイレクトは日本郵便が行っているネットバンキングだ。
実は非常に使い勝手がいい。

他の都市・地方銀行との大きな違いは、全国にある郵便局が窓口のため、ゆうちょ銀行の口座を持っていれば、全国のゆうちょ銀行間での取引が、同じ銀行の支店同士のように使えるので、ゆうちょ銀行同士なら振り込みなどが安価で行え（月5回まで無料、以降113円）、24時間対応で相手の口座へ振り込みが完了する。

頻繁に銀行業務などをする必要がある場合には、この資金移動の際の手数料の安さや、対応時間の早さはとても利便性が高い。そんなゆうちょダイレクトの情報を集めてみたので、銀行以外のお金の移動について考えている人は参考にしてもらえると思う。

ゆうちょ銀行

ゆうちょダイレクトを使う場合、当然ゆうちょ銀行に口座を開設しなければならない。
ちなみに、ゆうちょ銀行に自分の資産の全てを預けるかを考えた場合、2016年現在、ゆうちょ銀行の個人利用の場合は、貯金の上限が1,300万円までに制限されているので、それ以上のお金を預けたい人にとって、その上限額では物足りないという人は結構居るようだ。

ただ、本当にそれ以上は受け付けないのかというとそういう訳ではなく、1,300万円以上のお金をゆうちょ銀行に預けると、上限額を超えた場合は振替口座（利子の付かない決済用口座：振替貯金）に自動的に入るだけなのだ。

ただこの口座に入ったお金は利子が付かないので、ただ預けるだけになってしまうが、タンスに現金を置いておくよりはずっと安全だろう。全国の郵便局が預貯金を管理しているので、地方銀行のように万が一破綻してしまうことも考えにくい。

フレキシブルに考えてみれば、悪い選択肢ではないとも言える。

ゆうちょダイレクト

ゆうちょダイレクトを使うために総合口座を開くには、近くのゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口へ行こう。
その際必要な物は、印章、本人であることを確認できる書類（運転免許証など）だ。
窓口に行けは、その場で総合口座を開設することが出来て、通帳も交付してもらえる。同時にキャッシュカードを申し込めば、後日自宅に郵送されてくる。そして、その場で同時にゆうちょダイレクトの申し込みをすればよい。
また既にゆうちょ銀行の口座を持っていて、ゆうちょダイレクトを始めたい場合は、窓口か、以下のサイトでオンラインでの手続きをすればいい。

申し込み完了直後は制限が掛かっていて、ゆうちょダイレクトにログインしても、振り込みなどのオンライン手続きは出来ない。後日パスワードなどを記載した書類が届くので、それからサービスが利用できるようになる。
またゆうちょダイレクト+（プラス）に合わせて申し込みをしておけば、通帳がなくなり、全ての情報がオンライン確認できるようになる。通帳が必要ない人は、ゆうちょダイレクト+を追加で申し込むめばいい。
ゆうちょダイレクトオンライン手続

ゆうちょダイレクにログインしよう

ゆうちょダイレクトのログインはここからhttp://www.jp-bank.japanpost.jp/
ログインする際には、ゆうちょ銀行から送られきた「ゆうちょダイレクト利用者カード」に記載されているお客様番号、４桁・４桁・５桁の数字を入力してログインしよう。全角数字を入れるとエラーになるので、半角数字を入力しなければならない。

また初回のログインの際に、合言葉の設定が必要になる。それとログインパスワード、振り込みの際のパスワードをそれぞれ設定する必要がある。
後、携帯やスマートフォンのキャリアメールのアドレスが必要になる。利用可能なドメイン名は以下の通りだ。

携帯電話・PHS会社名 ドメイン

この中に無いドメイン名のメールアドレスは、インターネットでの合言葉の初期化や、振り込みを行う際に必要なセキュリティキー（暗証番号のようなもの）の送信先が、「携帯電話・スマートフォンのメールアドレス」に限定されているため、ゆうちょダイレクトが実質的に利用できない。

一部格安SIMのメールアドレスでは登録が出来ないため、現状諦めるしかない、といったところだ。ただし少しずつドメイン名は追加されているようなので、しばらくしてから再度利用可能なドメイン名を検索してみると良いだろう。

ただし、以下のドークンを利用する方法を使えば、その問題も回避できる。

トークンを使えば問題解決

上記のキャリアメールの問題だが、トークンを利用すればワンタイムパスワードが発行出来るようになるので、キャリアメールの必要は無くなる。

ただ、トークンの利用を開始した後、トークンを紛失したり、故意ではなくても故障した場合、振り込みなど一切出来なくなる。また利用の解除をするとこも出来ない。

つまりトークンが使えない状態になってしまうと、オンラインでは何も出来なくなるのだ。キャリアメールが使えない場合にのみ利用する価値はあると言える。

トークンの利用申し込みは、ゆうちょダイレクトにログインした後に出来るので、自分にとって有用だと思う人は申し込みをすればいいだろう。

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