PDFファイルは、作成した人のレイアウトなどがイメージした通りにデバイスを問わず表示されるのが最大の利点であるファイルフォーマットだ。
特に印刷をした時にその再現性が高く、ファイルを作り側の人間からの評価がとてもよい。
パソコンはもちろん、スマートフォンなどのマルチデバイス対応なので、PDFファイルだと気づかずに開いてみている人も多いだろう。
そんなPDFファイルの使い方、エクセルに貼り付ける方法や、パスワードを掛けて保存してしまった際の解除方法。また無料でファイルを圧縮したりする方法などを紹介する。
PDFファイルの使い方
普段パソコンで仕事をしている時によく使う1つのソフトにエクセルがある。そのエクセルを使っている時にPDFファイルを、そのままエクセルに貼り付けたい場合の方法を紹介しよう。
エクセルから直接呼び出して貼り付ける方法
次に挿入したいPDFファイルを選択し、エクセルにそのまま図として差し込めば良い。
ただこの方法の場合、PDFファイルを全部取り込むことになるので、部分的に貼り付けたい場合はAdobe Readerを使って以下のように操作しよう。
Adobe Readerからのファイル操作方法
(Adobe Reader 10:ツール→選択とズーム→スナップショットツールを選択)
(Adobe Reader 11:編集→スナップショットツールを選択)
マウスを使いコピーしたい領域を選択(青く反転している領域がコピーされる)次にエクセル画面で
エクセルの編集→貼り付けをクリック(もしくはctrl+V)
すると、Adobe Readerで選択した部分が画像として貼り付けられる。
また同様にワードやパワーポイントでも貼り付けられる。
パスワード解除方法
自分が制作したPDFファイルや、業務で受け取ったPDFファイルに設定してあるパスワードを失念してしまった場合や、ファイルを印刷しようとした際に制限がかかってて、パスワードを入れて制限を解除しないと印刷が出来なくなることがある。そこでパスワードの解除方法を説明する。
しかし、他人が作ったファイルのパスワードの解除を勝手にしてはいけない。法律にも抵触する可能性があるので、正規の理由がない限りやめておこう。
無料で解除する
以下のサイトなどにアクセスすれば無料でパスワードの解除が出来る。
https://smallpdf.com/jp/unlock-pdf
http://www.pdfunlock.com/
やり方はそれらのサイトに行き、パスワードが掛かっているファイルをドラッグアンドドロップ(D&D)すれば、解除を試みてくれる。簡単なパスワードなら短時間で解読してくれるだろう。
しかしファイルを一旦アップロードするので、相手側のサーバーにファイルが残ってしまう。だから重要なファイルを扱うのは控えたほうが賢明かもしれない。
有料で解除する
シェアウェアを利用する方法もある。
このファイルなど、検索すれば他にも色々ある。ソフトを使う場合、ローカルでパスワード解除をするので、変なアップロードすることもなく、安心だ。
重要なファイルのパスワード解除をするのであれば、シェアウェアを使うべきだろう。
ファイル変換
PDFファイルを別のファイルフォーマットに変換する場合、エクセルやワードなどテキストで編集できるファイル形式にする場合と、JPEGなどの画像に変換してしまうパターンがある。
エクセルなどの形式に変換する利点は、PDFのファイルの中身を書き換えたりする事が出来るようになることだ。また、ファイルをエクセル等に変換したい場合も、オンラインでのものより、ソフトウェアを使う方を個人的にはオススメしたい。
ソフトも無料のものから有料のものまで、様々あるので、使った人の評価などを参考に、自分にあったものを選ぶといいだろう。
このサイトに行けば、目的のソフトが見つかるだろう。
JPEGなどにしてしまう理由は色々あるが、ホームページなどのPDFファイルを貼り付けるとページのサイズが大きくなる表示に時間がかかり遅くなるなどの欠点を回避するためなどが考えられる。オススメの変換方法は以下の2つ
PrintScreenを使う
PDFファイル内でJPEGに変換したい部分を、画面に表示させた状態で、キーボード上にある「PrintScreen」キーを押す。これは使っているキーボードによってやり方が微妙に違うので、自分の環境にあった方法でプリントスクリーンを実行しよう。
その後、ペイントなどを起動して、そこにペースト(貼り付け・Ctrl+V)すればいい。標準で搭載されているソフトだけで完了するので手軽にできるが、ディスプレイに表示された部分しかPrintScreenはコピー出来ないので、全体をコピーしたい場合は少し工夫をする必要がある。
Adobe Readerを使う
既にパソコンにAdobe Readerがインストールされている場合は、これを使えば簡単に変換出来る。
Adobe ReaderでPDFファイルを読み込ませて、編集→スナップショットを選択、コピーしたい領域をドラッグする。
その後、上記と同じようにペイントなどに貼り付けてやればOKだ。
※どちらのやり方も、ファイルを保存する時に、JPEG形式を選択して保存しよう。
最後にファイルの圧縮をしてPDFのファイルサイズを変えたい場合も、コチラのリンクからソフトのダウンロード&インストールをオススメする。
何の作業をするのかにも拠るが、今回紹介したファイル操作はオンラインのブラウザベースで出来る所が沢山ある。検索すれば直ぐに見つかるだろう。
しかし、個人的に未知のサーバーにファイルをアップロードしての作業と言うのはオススメできないので、余り紹介をしていない。多分大丈夫だと思うのだが、やはり注意するに越したことはない。
それにフリーソフトで同じ作業をしてくれるものは沢山あるので、出来るだけそちらを使って作業した方が安全で安心である。
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