もう、あの「痛たたたっ!」の虫歯にかかる地球人はいなくなるのかもしれない。
虫歯を防ぐ方法といえば、歯磨きが基本。
さらにケアするとしたらリステリンのようなマウスウォッシュを食みがき後にしたりキシリトール入りのガムを噛んでから寝るなんてことをしているだろう。
しかし、とんでもない方法が登場した。
「食べて虫歯を予防する」
そう、それを食べれば虫歯を予防できるというのだ。
今回はそんな画期的な食べ物についてメモしていこう。
ヨーグルトを食べると虫歯になりにくい?
ヨーグルトといえば、最近では腸内フローラなどで注目を浴びている。腸内の乳酸菌の割合を増やすことで、病気にかかりにくくなったり、治癒力がアップするといった力があるとされている。
ところが、今度は「虫歯を防ぐ」という話まで出てきたのだ。
広島大学の二川教授によって発見された乳酸菌が虫歯菌や歯周病菌を大幅に減少させることが確認されたのだ。
その名も「L8020乳酸菌」。
乳酸菌の名前にありがちな数字とアルファベットの組合せ。さぞかし「科学的な何か」を表した数字とアルファベットなのだろうと思うが・・・実は「80歳になっても20本の歯が残るように。」というなんとも人情味に溢れたネーミングではないか。
座布団3枚くらい差し上げたい名前だ。
さて、このL8020乳酸菌だが、どの程度の虫歯菌や歯周病菌を減少させることができるのか。
被験者50人中、25人には普通のヨーグルト、残りの25人にはL8020が含まれたヨーグルトを2週間に渡って食べてもらう実験を行ったようだ。
その結果、L8020乳酸菌を2週間食べ続けた被験者の口内に含まれている虫歯菌や歯周病菌がなんと8割も減少していたという。
二川先生曰く、最も大切なのは「歯磨き」だという。なぜなら、それらの菌が自分を守るために作る膜を壊すのは歯ブラシが最適だという。その膜を破壊する力に関してはL8020だけではさすがに無理だそうだ。
しかし、膜を壊すだけではそれらの菌は死滅せず、少なからず歯磨きから逃れたしつこい虫歯菌は口内に残り、ほっておけば増殖してしまうのだ。
ところが、L8020乳酸菌を毎日摂取することで、口内にL8020が残ってくれる。このL8020乳酸菌はそれら悪玉の虫歯菌などの細胞を破壊してくれるのだ。
今まで、虫歯菌を減少させてくれそうなものといえばマウスウォッシュ系のあの刺激的な液体だけだと思っていた。
しかし、このL8020なら刺激もなく、むしろ美味しくいただける。虫歯菌にしてみれば恐ろしい生物兵器だ。
また、カンジダ菌の増殖も阻止してくれるそうだ。
さて、このL8020乳酸菌だがありがたいことに既にヨーグルトやタブレット、またはマウスウォッシュとして製品化されている。
多分、これからものすごい勢いで売れるのではないか推測している。何せ、誰だって綺麗な歯でいたいだろうし、口臭が気になる中高年のみなさまにとっても素晴らしい発明だからだ。
そして、あの強烈な痛みを伴う虫歯には一生かかりたくないからだ。
らくれん 8020ヨーグルト 110g 12個入り |