先週の日曜日、娘と一緒に久しぶりに釣り旅行に出かけた。
私が釣りに行くとなると、だいたいは大げさな準備が必要だ。
船を予約したり、餌を大量に買い込んだり、リールと竿を磨いたり・・・、妻にいい加減にしなさいと言われるくらい、準備が大好きなのだ。
しかし、今回は小学2年生の娘と簡単なファミリーフィッシング・・。そんなにたいそうな装備をしなくてもいいだろう・・・、いや、準備をしたところで、娘の餌をつけてあげるだけで一日が過ぎてしまうことだろう。
そんなわけで、今回はシーバス用の竿を2本持って行き、カレイの仕掛けにイソメを付けて鈴を竿先にちょんとはさみ、「リンリンリンっ」という釣りにしようと考えた。
これが一番簡単で、案外大物が掛かることがあるというロマンもある。
堤防で釣り
ということで、千葉県の九十九里あたりの漁港を目指し、いざ出発。
確か、家を出たのは夜の20時くらいだ。娘と車で寝て、朝から釣ろうという計画だ。
漁港を目指す途中、釣具屋さんで「イソメ」を2000円分購入。釣具屋のおじさんに「何が釣れますか?」と聞くと、小さいカレイとかキスかなぁ・・・、それとシャコも釣れるよ!との情報。
シャコ釣れたら面白そう・・・と考えながら漁港へ。
しかし、嫌な予感が・・・・。ものすごく風が強い。
とはいえ、せっかく来たのだからと車で寝て朝を待つ。
朝が来る
朝が来て、車を降りると「ゴーっ!」と波がテトラポットにぶつかる怒号が。そう、まだ風がかなり強いのだ。
でも、2000円もイソメを買ってしまった。せめて3投くらいはして帰ろうと、娘と二人で気合のフィッシング。
風、寒さ、そして当たりがまったくない・・・・釣り3大ストレスが二人に襲いかかる。
2投で諦めた・・・。つらすぎたのだ。
ということで、表題の話につながる。
観光へ
このまま釣りをしていても疲れが溜まるだけで成果を得られそうにないという判断をし、二人で千葉県内の観光をして帰ることに。
カーナビで周辺検索で「観光スポット」を検索。
すると、「鯛ノ浦」というキーワードが。
そういえば、こないだテレビでやってたなぁ。と思い、そこへ向かうことに。
鯛ノ浦
約20kmほど走ると、鯛ノ浦に到着。
駐車場はどこにあるのかな・・・、すると「有料駐車場はこちら」という看板が。
その駐車場に車を止めると、管理人の方が。「600円でーす。」ということ。一応「提携しているお店でご飯食べたら無料になるとかはないのですか?」とセコイ質問。
残念ながら提携しているお店はないということで素直に従うことに。
その駐車場の目の前に、鯛ノ浦の遊覧船の発着場がある。
大人は950円、小学生は480円。
この釣りに来て全然釣れなかった寂しさを癒してもらうには安い買い物だ。
船に乗って、綺麗な景色を見れるなんて何よりも贅沢なことだ。
早速、チケットを購入し出航までしばし待つ。
いざ出航!
出航の時間になり、船に乗り込む。
さぁ、出発だ。初めて乗る大き目の船に娘も楽しそうな表情。
わずか5分ほど、走ると「これから餌を撒きますので、左がわをご覧ください。」とのアナウンス。
すると、わんさか魚が湧いてくるではないか!!!
赤い色した真鯛もいたが、かなり型の良いメジナが多い。普段私はメジナをメインに狙っているが、この型年に数匹しか釣れないサイズだ。
うじゃうじゃいるのだ。
池にいる鯉のような光景を海上で見ているのがなんとも不思議な感じ。
私も娘も鯛ノ浦のメインイベントはしっかり楽しめたのだ。
その後、遊覧船は近所の磯巡り。素晴らしい景色を見ながら海の風を切って走るのはなんともいい体験だ。
きっと、子供もいい思い出になっただろう。
鯛ノ浦のホームページはこちら