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先日、三重県の鳥羽から渡船で磯に渡りチヌやメジナを釣ろうと遠路はるばる張り切って出かけたのだが、太平洋側にある低気圧のせいで出船できず・・・。

東京から車で500km以上も走っていったのに、釣りができなかった!!!まあ、自然相手の遊びのためこんなことはよくあるのだが、今回ばかりは遠征しすぎたためショックはでかいのだ。

 

渡船を予約したのは鳥羽にある渡船屋さん「ポセイドン」さん。名前からしていかにも大物が釣れそうな渡船屋さんだ。船長さんの判断で磯に渡るのは危険だということで今回は出船が取りやめになったのだが、ポセイドンつまり海の神様がそう言うなら仕方ない。きっとものすごく危険だったのだろう。

渡船だけじゃない!ポセイドン!

しかしポセイドンさん、そんな悲しみにふけている釣人をもてなしてくれる準備がばっちり整っている。それはポセイドンさんが経営している食事処だ。海の幸をメインにした定食などのメニューがずらーっと壁一面に張られている。ついでに魚拓もたっくさん張ってある。

 

その定食のメニューに気になるものが。「岩ガキ定食」だ。岩ガキって普通のカキと違うのかな?と思い、お店のおばちゃんに聞いてみた。すると「普通のカキの何倍もあるカキだよ。普通カキは秋から冬場が旬だけど岩ガキは夏から秋にかけてが旬。食べてみるかい?」

 

ほお、なるほど。でかいのね。「じゃあ、せっかくなんでそれお願いします。」と1500円のちょっと贅沢な定食だが頼んでみることに。

 

そして出てきたのがこれ。

岩ガキ

まじでデカイ!!!
こんなカキ初めて見たわ!約25cmはある。

カキがまるでステーキのように切られているではないか!その一切れ一切れのサイズが普通のカキよりもでかいのだ。普通のカキをもしこんな風に包丁で切ったとしたらべチョーっと中のエキスが出てきて原型をとどめない感じになりそうだが、この岩ガキの切り身はしっかりその形をキープしている。

「おばちゃん、この岩ガキってのはどこでどうやって採ってくるの?」すると、おばちゃんは「私が潜って採ってきてるんだよ。貴重でしょ?」

来たー!リアルあまちゃん。

話をさらに伺うと、どうやらこの岩ガキは海の底にある岩にへばりついているらしく素人では「岩」にしか見えないそうだ。確かに貝殻の表をみると岩にしか見えない。プロのあまちゃんしか見つけられず、そして特殊な道具を使っているからこそ岩からはがしてゲットできるそうだ。

そして、食べてみる。
なんとも肉厚。そしてたとえようのない食感と味。これは普通のカキとはまったく違う食べ物だ。どんな味なの?という質問が一番答えにくい。「岩ガキの味」そうとしか言いようがなく、岩ガキならではの味だ。

うまいのかうまくないのか?これが・・・・・実にうまい!レモンと醤油をかけて食べるのだが、さっぱりとした風味とトロッとした食感、そして磯の香りがふわーっと口いっぱいに広がるのだ。

ただ、ご飯に合うのか?については正直、一杯やりながらの方が合う気が私はする。次は釣りをした後にこの岩ガキを肴にクーっとやってみたものだ。

ポセイドン
ポセイドンさんの詳細はこちら
http://www.ijika-poseidon.com/
住所: 〒517-0025 三重県鳥羽市浦村町1850−14
電話:0599-32-5177


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