けっこう私は多趣味なのだ・・。
別に自慢したいわけではなく、いろんなことに興味を持ってしまう性分だ。
だから、このブログもいまいち統一感がないのだが。
さて、今回は神社仏閣関連の趣味についてだ。
神様や仏様が本当にいるのかどうかは見ている皆様が決めることとして、案外私はそういうの・・・好きである。
髪の毛一本自分の意思で伸ばすことのできない私たち人間は、きっと何かに生かされているはずだと考えているからである。
さて、そんなお話はさておき、今回は埼玉県比企郡ときがわ町にある「慈光寺」に訪れてきたので、ご紹介しておこう。
慈光寺はこんなお寺だ。
天武天皇白鳳2年(673年)、千手観音像を本尊として祀らせたのがこの寺の始まり。
およそ1340年以上も昔に建てられた、歴史ある寺院だ。
その後、あの鑑真から教えを受け、民衆から菩薩と崇められた釈道忠(しゃくどうちゅう)によってお堂が整えられたことでも有名だ。
県内最古の鐘
この銅鐘(どうしょう)は「物部重光」が鍛造したことで非常に価値のあるものらしい。重要文化財として指定されている。
「物部重光」という人物はどうやら只者ではないようだ。
あの鎌倉の大仏や建長寺の梵鐘の製作を手がけた、関東屈指の鋳物師だったそうだ。
国宝もあるぞ!
慈光寺の宝仏殿には国宝が展示されている。
「慈光寺経妙法蓮華経授記品」(じこうじきょうみょうほうれんげきょうじゅきほん)という装飾経だ。
装飾経というのは、仏教で使用されるお経に挿絵を入れたり、色をつけたりして美しく仕上げた経本のことだ。
日本三大装飾経の一つで残りの2つは「久能寺経」と「平家納経」だ。いずれも国宝である。
ちなみに、この「慈光寺経妙法蓮華経授記品」が展示されている宝仏殿には、家庭でいうところの仏壇が用意されており、お線香をたき、手を合わせることができる。国宝のあるある部屋で手を合わせるなんてことはなかなかできないことで、心が洗われる。
縁起がいいアイツに出会ったぞ!
慈光寺めぐりをし、帰ろうとした時。
かわいいアイツに出くわした。みつけられるかな?