今年ももうすぐボージョレ・ヌーボーの解禁日が少しずつ近づいてきている。
毎年この時期を楽しみにしている人には待ちどうしい事だろう。
世界中にその愛好会がいるボージョレ・ヌーボーだが、2016年の今年も、その解禁日に合わせて様々なイベントが用意されているようだ。
今回はそのボージョレ解禁に合わせたイベントについてや、ボージョレ・ヌーボーについての情報をまとめてみた。
ボージョレ・ヌーボーとは?
ボジョレーヌーボーとは、フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレーで造られる、その年に収穫されたぶどうをその年に仕込む新酒(ヌーボー)の事だ。ボージョレ・ヌーボーが初めて販売されたのは、1967年。
フランス政府によって公式に11月15日を解禁日として発売することが認められた事から、パリを中心に大ブームとなった。そして 1970年代に、そのフレッシュな味が日本を含め世界中で有名になったのだ。
解禁日の秘密
現在、ボジョレーヌーボーの解禁日は毎年11月の第3木曜日。
しかし実は最初は11月11日だった。それは、この日がサン・マルタンの日という聖人の日で、縁起も良くボージョレ・ヌーボーの解禁日にしよう、ということになったのだ。
ところが後に11月11日はサン・マルタンの日から無名戦士の日に変更されてしまった。そのため、その日から一番近い別の聖人の日、サン・タルベールの日である11月15日に解禁日を移した。
しかし、解禁日を固定してしまうと、年によっては土曜日や日曜日になり、売れ行きにも大きな影響出ることを懸念して、フランス政府が1984年に「毎年、11月の第3木曜日」に解禁すると設定し、現在のようになったのだ。
美味しい飲み方
フレッシュさが特徴のボージョレ・ヌーボーは、少し冷やしたほうがすっきりとして美味い。
普通のワインの場合は、冷やしすぎると渋みが強調されて飲みにくなるが、ボージョレ・ヌーボーは渋みが出ないような造りになっているため、その心配はないのだ。
冷蔵庫で1時間程度冷やして、飲むと良いだろう。また購入後はなるべく早いうちに飲むほうが新酒の味わいを楽しめる。
ボージョレ・ヌーボー解禁イベント
あちこちでボージョレ・ヌーボー解禁に合わせてイベントが行われるが、そのうちからイベントを2つ紹介しよう。
1つはセブン&アイグループのGACKTを起用したイベントだ。
今年のセブン&アイグループのボージョレ・ヌーボープロモーションは「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー・ヴィラージュ ヌーヴォー〈クー・ド・プレス〉2016」というもの。
これは9月3日から予約受付が開始され、 GACKTプロモーション商品を購入すると、GACKTオリジナルポストカードが1枚プレゼントされる。(全3種)
そのポストカード裏に記載されているQRコードをスマホなどで読み込むと、GACKTと一緒に乾杯した気分を味わえる限定ショートムービーをダウンロード出来る様になっているのだ。
ANAもボージョレ・ヌーボー解禁合わせたイベントを行う。
ANA公式ECサイト「ANAショッピングA-style」では、今年もANA限定ラベルのボージョレ・ヌーボーを始め全9種のボジョレー・ヌーヴォーの予約販売を開始したが、今年はANA限定ラベルのボジョレーヌーヴォーがANA国際線(一部路線)のファーストクラス・ビジネスクラスで解禁日である11月19日に提供されることが決まっている。
もし誰よりも早くボージョレ・ヌーボーが飲みたければ、ANAの国際線に乗り込んで、機内でコルクを開けるのが1番かも??
サントリーでは、ボージョレ・ヌーボー解禁日に向けて、人気漫画家の山科ティナが書き下ろした連載漫画の掲載を特設サイトを設けて連載開始している。解禁日まで漫画を読みながら過ごすのもいいかもしれない。