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「石川遼選手」と「松山英樹選手」どちらも日本の男子プロゴルファーとしては久しぶりのスーパースターだ。

しかしこの両者、どちらが優れている選手なのか?この記事を書いている時点では世界ランキングは松山選手の方が上だ。ところが、まだまだ若いこの二人の伸びしろは計り知れない。

 

「石川遼」と「松山英樹」どちらが真のプロゴルファーなのだろう。賛否両論あるとは思うが私なりに考察してみよう。

プロゴルファーとしての器の大きさはどちらが上なのか?

私は個人的には両方応援しているのだが、目立つだけに世間からバッシングを受けることが多かった。そんな時にこの二人が見せた「結果で全てだ。」がかっこよすぎる。

バッシングもなんのその。石川遼の実力。

石川遼

石川遼選手の場合、アマチュア時代の高校一年生の時、プロツアーマンシングウェアオープンKSBカップで優勝し一躍スーパースターになった。その翌年2008年プロ入りを果たすことになる。

しかし、その当時「あの優勝はまぐれだ。」「プロの世界はそんな甘いものじゃない。」などと、辛口なコメントをするゴルフ解説者や関係者が多かった。まさに「出る杭は打たれる」だ。

しかし、プロデビューのその年にいきなり賞金獲得額は1億円を越し、第5位に。そして、翌年2009年にはなんと賞金王に輝いてしまう。

プロ感漂う図太い松山英樹。マナーに苦しめられた。

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松山英樹

一方、松山英樹選手は石川遼選手のように「華やかなデビュー」ではなかった。本来、松山選手ほどの実力がある若手がデビューすればそれだけで華やかなのだが、石川遼選手が「華やか過ぎた」ので少々、地味に感じている人も多いだろう。

 

しかし、松山選手の実力は折り紙つきだ。石川遼に少々先を越されてしまってはいるが、2011年の三井住友VISA太平洋マスターズでアマチュアとして優勝している。また、日本オープンでも第3位に入る怪物だ。

松山選手の場合はプロ転向後にバッシングを受けることになる。それがマナーの悪さだ。「別にそれくらいいじゃないの?」ということがゴルフではマナー違反となってしまう。

松山選手の場合は「グリーン上でパターを投げつけてできたディボットを直さなかった」などのマナーの悪さを指摘され話題になってしまったが、バッシングされる内にそのマナーの悪さも改善し、今では非常に落ち着いてプレーしているように見える。

なんせ、2015年のマスターズで第5位に入賞しているのだから、ハートの強さは並ではない。

このレベルの実力者はゴルフの技術力を比較してもあまり意味がない。

石川遼選手も松山選手も当たり前だが「ゴルフが上手い」技術的には両者とも世界レベルだ。

どちらが上手いか?などという比較をしようがない。特にゴルフの場合は、コースセッテイングや風の影響、たまたまボールが落ちたライによって運の善し悪しもでてくる。全く同じ状況で競う競技ではないので、テクニックの優劣はつけられない。

 

そうなると問題は「心」になってくる。「ゴルフはメンタルスポーツだ」よくこのように言われるが、その通りだ。その他のスポーツにももちろん精神力は必要だが、ゴルフは特にその影響を受けやすい。

 

それはなぜか?それはゴルフは全て「自己責任のスポーツ」だからだ。

「ティーショットはドライバーで打たなくてはいけない」そんなことはない。3wで打ってもいいしアイアンで刻んでもいい。池越え250ヤードをフェアウェイウッドで果敢に狙ってもいいし、池の手前に刻んでもいい。全て自分の判断で構わないのだ。

 

例えば、相手がいるスポーツ「野球」の場合、ピッチャーやキャッチャーの戦略や球速、カーブやフォークボールなどに即座に「対応」しなくてはいけない。ある程度の予測はできるが、相手の動きに対して反応することが大切だ。

しかし、ゴルフの場合はボールが飛んでくるわけでもなく、同伴の選手がスイングの邪魔をしてくるわけでもない。ナイスショットもバッドショットも自分次第だ

石川遼選手の強さと弱さ。

まだまだ、若くて伸びしろのある石川遼選手。この時点で強さも弱さも断定するわけではないが、現時点で感じることを書いていく。

石川遼選手は「サービス精神」に重きをおく選手だ。「見ているお客さんが楽しめるゴルフ」を目指している。全盛期のタイガーウッズのように「魅せるゴルフと勝つゴルフの両立」を目指しているのだろう。

 

このサービス精神が石川遼選手の「強さ」でもあり「弱さ」でもある。ノッている時の石川遼選手はとてつもなく強い。そして観客をアッと言わせるプレーも随所随所で入れてくる。スター気質は天性のものだ。しかし、そこにこだわりすぎていると「若きスーパースター」という肩書きをみすみす逃してしまうのではないかと心配している。

 

確かに「ドライバーの飛距離」はゴルフの醍醐味の一つだと思う。しかし、そこにこだわりすぎてしまってはいないかと最近の石川遼選手のプレーを見ていると感じる。もちろん、戦略的に考えてもより遠くに飛ばしグリーンに近ずけることはスコアを伸ばすことにつながる。

しかし、もし遼選手の頭の中に「飛距離を出せばお客さんが喜ぶんじゃないか?」と考えているのであれば、それはファンとしてあえて止めていただきたい。

 

スコアを第一に考え、きっちり優勝してほしいのだ。「きっちり優勝する」ことに集中すれば、アメリカのツアーでも優勝できるポテンシャルを持っているはずだ。

松山英樹選手の強さと弱さ。

松山選手は「緊張しているように見えない」これが彼の特徴だ。

本当は緊張しているのかも知れないが、テレビ中継などで見る彼のプレーは堂々としまるでベテランの雰囲気だ。あの落ち着きがあればどんな大きな大会でも自分の実力を発揮できることだろう。

 

しかし、少々感情が顔に出てしまうのがたまに傷だ。不機嫌さがテレビを通して分かってしまう。実力は世界クラスなのにものすごくもったないと感じる。今、日本の男子プロの人気は下降ぎみだ。女子のテレビ中継は多いが男子は少ない。また国内ツアーの数まで減少してしまっている状況だ。

 

松山選手が本当のスーパースターになるには「ゴルフ好き以外のファン」を獲得することだ。「松山が出ているからテレビでゴルフ中継を見てみよう!」そんなファンをもっと増やしてほしいのだ。

もちろん、今の実力だけで十分に世間の注目を集めているのは確かだが、それ以外の「スター性」も身につけていってほしい。

 

まとめ

石川遼選手と松山英樹選手、どちらが上なのか・・・。

今の時点では「実力は松山」「スター性は石川」こんな感じだ。石川選手はスコアにシビアに、松山選手には華やかさを・・。ファンが勝手に評価して申し訳ないが、是非ゴルフブームの再来をこの二人に起こしてほしいと思う今日この頃だ。

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